【他社との協業と簡単に言うけれど・・・】
他社との協業はお互いが自社の強みと弱みを把握して、提供できるものと手に入れたいものを提案できなければ取引が成立しません。実は、多くの企業は自社の強みをほとんどわかっていません。強みと弱みを理解していない企業と協業するのは非常に難しいというのが実感です。
ですから、自社の強みをお互いに理解している企業を選ぶ目が重要になってくるのです。
あなたがすでに知っている企業で協業ができそうなところはないでしょうか?
比較的成功しやすい協業は以下のような企業との協業です。
・すでに知った間柄(決定権者同士が既知)
・取引先企業
・同じ規模の企業

【専門用語を使わずに商品の良さを伝える】
商品の売り方を考えるとき、私はよく顧問先企業の経営者にこんな質問をします。
「あなたの会社の商品は何ですか?」
「何を売りにしている商品ですか?」
「商品のセールスポイントは何ですか?」
こう質問させていただくと、ほとんどの企業の経営者様は、
「うちは業界最高の○○を使っています!」
「性能が他社企業の50%増です!」
と、商品の素晴らしい性能について詳しく教えてくださいます。しかし、それぞれの業界に無知な私にとっては性能や専門用語をいくら聞かされても何のことやら全くわかりません。ちんぷんかんぷんです。その業界に無知な私がわからないなら同じように業界に無知な多くのお客様も商品の良さがわからないと思います。
業界に無知な人でも十分理解できるように、専門用語を使わずに商品の良さを伝える工夫を考えてみてください。