【黒字継続のために必要な経営計画を作る】

一度きりの賭けと、経営の違いは、経営は儲けを出し続けなければならない、というところにあります。つまり、会社の存続を大事にしなければなりません。一度勝利するだけなら、その時その時の勘で勝負しても良いのでしょうが、継続には計画が必要です。

経営計画、というと、書類アレルギーのある方は嫌うかもしれません。だったら、紙の枚数は少なくてもかまいません。それでも、計画は立てましょう。

経営計画で、重要なポイントは、はっきりとした目標を持つ、ということと、その目標を達成するための手段を書くことです。目標は数字でなくても良いですが、他人が見て、具体的にわかることでないといけません。手段も「頑張る」ではいけません。具体的に、ヒト、モノ、カネ、情報といった会社のリソースをどう活用するかがわかるものでないといけません。

そして、その会社の動きを財務シミュレーションの形で、お金の動きとして把握しましょう。事業の継続は、財務諸表のことばで表現すれば、極端な偏りのない健全な資産状況(貸借対照表)、少なくとも利益を出し続ける体質(損益計算書)、現金が底をついていないこと(資金繰り表)となります。

健全な企業の活動は、健全なお金の動きと表裏一体です。それをとらえるためにも、経営計画はとても役立つツールなのです。