「どんぶり勘定からの脱却」、とはよく言いますが、税務署や金融機関のためだけではなく、自社のために会計情報を使えるようになってこそ、そう言えるのではないでしょうか。
例えば、「1件の顧客からもたらされる価値の総和」。生涯価値とも言いますね。これが正確に把握できなければ、マーケティング・営業戦略が最適なものではなくなってしまいます。
しかし、私の経験上、それを、正確に把握している企業は極めて少ないです。経営者の記憶を頼りに、計算されている場合さえあります。
まずは、1件の顧客からもたらされる価値の総和がどの程度なのか計算してみましょう。