【会計情報は黒字継続のために使いましょう】
「どんぶり勘定からの脱却」、とはよく言いますね。
私は、これを「ちゃんと帳簿をつける!」という意味だけではない、と考えています。
税務署や金融機関のために帳簿をつけるのではなくて、自社の経営のため、つまり
黒字を継続するために会計情報をつかいましょう、
という意味だと理解しています。
例えば、「1件のお客様からもたらされる価値の総和」。生涯価値とも言いますね。これが正確に把握できなければ、会社の今後を決める事はできません。
しかし、単年度の帳簿だけでは計算できないし、相手先別、アイテム別ごとに売上情報を把握しなければいけないためか、その数値をつかんでいる中小企業はとても少ないです。
経営者の記憶、という場合さえあります。
まずは、1件のお客様からもたらされる価値の総和がどの程度なのか、計算してみてはいかがでしょうか。