【人件費は目に見えない在庫です】
在庫は目に見えるものだけと考えていませんか?
お金の流れから考えれば、在庫とはお金の流れを堰き止めるもの全てと言えます。とすれば、何も目に見えるものだけが、在庫とは限りません。
ソフトウェアを開発している会社さんにとって、毎月支払う開発要員に対する人件費。その月の作業をその月中に売上先に請求し支払ってもらえない限り、その人件費は月末在庫になったことになります。
町の八百屋さんは野菜を仕入れてそれを売る際、先に仕入れたものから本能的に売っているはずです。古いものが残っていけば、傷んでいくのがわかっているからです。また、質の劣化をできるだけ遅らせるため、品質の維持に神経を配っているはずです。
人件費の場合、品質が傷んでいくのが目に見えません。そのため、質の劣化がわかりにくいですよね。
人件費は在庫と捉え、売上との関係性を考え直してみてはいかがでしょうか。