こんにちは 高橋です。

営業経験者なら誰でもわかることですが、
新規顧客を獲得する、
というのは非常に労力がかかる仕事です。

顧客に対して
不誠実な対応をする企業が長続きしないのは、
別に、道徳的な問題ではなく、
リピート受注を得ることができないという
純粋に経済的な問題から
理解することができます。

新規受注をし続ける、
ということはコストがかさみます。

その大事な顧客を
使い捨てるような真似をすれば、
新規獲得の営業のために莫大なコストを
かけ続けることになります。
これでは会社は持ちません。

一度つかんだ顧客に対する、
良質で丁寧なサービスは、
それ自体が次の仕事を呼び込む
営業の要素を持っているのです。

しかし、このようにリピート受注の
重要さを指摘すると、

「うちは一回きりの商売だからねえ」

とおっしゃる方もいます。

そう考える人には、
こう伝えることにしています。
同じ人にリピートができなかったとしても、
その人の近くにいる人に
リピートはできないでしょうか、と。

つまり、口コミ、紹介といった営業手法です。
近年では、電話帳による絨毯爆撃テレマーケティング、
強引な訪問営業といった手法はどんどん効率が落ちています。
だからこそ、口コミや紹介を使って、
受注を取ることの重要性は増しています。

一度きりの仕事だからといって、
その顧客と良い関係が築けなければ、
紹介は得られません。

誰だって、
自分の友人や知人に、
良くないものを薦めたくはないですよね。

一度つかんだ顧客と
良い関係を築き、その関係性を他の人・会社へと移転する
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このような、口コミ、紹介の考え方は、
まさに、事業にとって重要なことが
「繰り返し買ってもらえる」
ことであることを裏付けています。